ベトナムで面接を時々行っていて、ベトナム人は面接強いタイプが多いな、と思う事は多々あることです。
国民性なのか、ここぞとばかりに、強気な発言とやる気を見せてきます。口八丁。
しかし、その発言と受け答えとCV(履歴書)の不一致が多々あります。
職歴はその人の過去の経験値、行動履歴を点とするなら、それらを結んでできる形が社会的性格。それらが面接の印象と近いようなら、書類に違いはないですし、経歴が弊社似合う形なら、一緒に働いて頂こうかな、となります。
採用側の皆さんは同じでしょうし、普通のことなのですが、ベトナム人は自己過大評価多い。
過去にあった私の選定ミスは、
・アドミン採用ならTOEICなどの英語試験スコア欲しいところですが、ベトナムは証明書を購入することもできるそう。面接後入社すると当然英語の四技能全滅。あれは、そうだったのかな、と思う。
・立派な職歴だけれども、実際は勤務歴なし。社会保険番号は不変なので、確認してCVの履歴と一致するか確認する。
・海外大学の卒業証明書。実際はベトナム分校で、所属した学部と取得した学位の相違。
・独立する為に入社し、顧客情報を持って短期で退社。
経験を踏まえて、事前確認することは
・少なくても職歴を英語でアジア人同士で伝わるような話し方ができるか。客先でのトラブル回避。
・社会保険番号での前職確認。前所属のリファレンスチェックは、ベトナム人同士で結託するので当てにならない。
・ベトナムで取得できるような海外大学学位の取得者の、学力判断は難しいので避ける。個人差多い。
・採用予定者の家族が、独立起業していないか、の確認。
このような感じで、自分が納得して雇用して、その方が上手く働けないのなら、
それは自分の落ち度です。
案外、人を育てようとする古き良き日系文化は、ベトナムには根付きませんので、ドライにいくしかありません。