ベトナムでMFD(複合機)ビジネスを展開していく上で、ベトナムでの使用環境は、厳しいものがあります。
リコーのオフィシャルページ内の設置環境を、確認しました。
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温度:10~32℃(ただし32℃時は湿度54%)
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湿度:15~80%(ただし80%時は温度27℃)
という、記載があります。
実際には、ベトナム主要都市の年間気温・湿度を確認すると、
ホーチミン市は雨季、ハノイにいたっては年間湿度は、平均80%超え、という環境。
東京の湿度80%超えは、雨季の6月くらいですので、年中多湿です。
これは空調管理が行き届かないような場所で、複合機を使用すると、紙詰まりの頻度は絶対的に増える事を意味します。湿気を含んだコピー用紙はくっつきやすく、給紙の際に2枚同時に引っ張る、コピー用紙が膨張による、重さが増えたりすることで紙詰まりを引き起こします。
対策としては、
・一度開封した包装用紙は、開封後の後も包んでおき、できるだけ外気に触れないように、キャビネットなどに保管する。
・シリカゲルなどの乾燥除去剤を、カセット内に入れておく。安価で効果が得られます。
・月曜日、連休明けなどは、複合機に電源を入れ、多少時間を置いてから使用する。
*多湿による水滴が、定着ユニットなどに付着することもあり、最初の10枚程度、紙詰まりが多く発生しています。
・用紙裏面を、再利用する際、複合機横の空箱などに、3日ほど寝かせ、静電気を飛ばした後に、再利用をする。*湿度には関係がありませんが、効果的です。
ぜひ、お試しください。